ホグワーツ・レガシーのファーストインプレッション
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ホグワーツ・レガシーを少しでも早く遊びたかったのでSteamでデラックス版を予約していた。今日の午前3時早期アクセス開始だったので昨日は21時に就寝。午前3時半に起きて8時くらいまで遊んでたので感想をひたすら箇条書き。
PCでの動作について
- 私のPCでは4K、最高設定、レイトレオンでもDLSS3利用すれば快適に遊べた。
- ファンが結構回るので今更だけど水冷で注文すればよかったと思った。
- DLSSオフでも遊べるだろうけどfpsが60を割りそう。
- 公式サイトには4K最高設定で遊ぶにはRTX3090Ti以上とあるから、PCで遊ぶメリットを活かそうとするとかなり重めのゲームの部類なのかもしれない。十分な性能のPCがない場合はPS5版の方が快適に遊べそう。
キャラメイクについて
- キャラメイクはかなり残念。顔、髪型、髪の色、目の色、肌の色、肌の質感 *1、そばかす・黒子、顔の傷、眉の形、眉の色、選択可能。身長などの体型に関わる項目はない。当たり判定がそんなに厳密なゲームでもないだろうから身長くらいは変更させてほしかった。
- 選択可能と書いたように、色の変更はRGB等で調整するタイプではなく、あらかじめ用意されてる十数色からの選択する形式なので自由度はあまりない。
- 顔についてはいわゆる和ゲーっぽい美形というのはない。もうちょっと細かく調整できれば好みの顔にできそうなのに。
- 髪型についても洋ゲーによくあるパターンで前髪おろしたものは皆無。髪型MODとか出ないだろうか。髪型によるのかもしれないけど、移動時に髪が揺れなくて違和感全開。
- 主人公もフルボイスだからなのかボイスは男女2択。性別選択がないから男性の見た目で女性の声とかも可能。女性タイプの声は高めなので好みが分かれそう。ピッチ調整も可能だけど機械的に無理やり変更するだけって感じで実質機能していない。デフォルトのままがおすすめ。
- ゲーム開始後もホグズミードの理容室で髪型、髪の色、目の色、そばかす・黒子、顔の傷、眉の形、眉の色は変更可能。顔のタイプは変えられないっぽいので慎重に選んだ方がいい。
- 名前については姓名を分けて入力する方式。PC版は日本語入力可。日本語字幕で遊ぶ場合、作中のキャラクター名はカタカナ表記なので自キャラの名前もカタカナにしておく方が違和感なくておすすめ。コンシューマー版は英語強制とかいう情報をTwitterで見かけた。本当かどうかは知らんけど、電ファミのレビュー記事だとたしかに主人公の名前入力画面でアルファベットしか使ってない。
- 装備で見た目が変わるゲームだけど、見た目のみ変更できるので性能重視の装備にしてもファッションとして破綻しないのが嬉しい。
ローカライズについて
- 姓名を入力できるのは良いんだが、作中のキャラクターは「セバスチャン・サロウ」みたいに姓名を中黒で区切って表記されるのに、主人公は「ルシカ タカナシ」とスペースで区切られるのが気に食わない。
- 序盤の範囲ではローカライズはそれなりに丁寧。カットシーンのセリフ回しは違和感ないし、日本語声優も棒読みみたいな人はいない。お金かけてそう。吹き替え映画を見られる人なら日本語音声で問題なくプレイできるはず。字幕派の人は英語ボイスでプレイした方がいいかも。ゲームUIについては自動翻訳プラスアルファ程度な印象。ハリポタファンではないから用語等が適切に翻訳されているかどうかはわからない。
- UIといえば日本語フォントがダサい。全部似たようなゴシック系フォントがゲーム内で使われている。手紙とかのフォントは明朝系にするとかもう少し何とかならんかったのか。
3D酔いしそうな件について
- ゲーム内カメラは洋ゲーの三人称視点によくある自キャラが少し左に寄って表示されるタイプ。私は好きじゃない。
- カメラが自キャラに近すぎる所為もあると思うけど、3D酔いに弱い人にはつらそうなゲームになっていると思う。
- カメラの速度・加速度、追従性、画面の揺れ、視野角なんかを調整できるので、それらを調整すれば多少はマシになるかもしれない *2。
- デフォルトだと右スティックでのカメラ移動に変な感性がかかっていて気持ち悪かったので、とりあえず加速度上げて遊んでいる。あとキャラの移動に対してカメラが追従する機能はオフっておいた方が良い。
ゲーム内の移動やマップについて
- 走る速度がそこそこ早くてダッシュ *3 でさらに加速できて快適。さらにファストトラベルもあるから移動は快適。
- 感心したのがダッシュで店に駆け込んでも自動で徒歩移動に切り替わること。雰囲気を大切にしている感じがあって気に入った。そのわりにファストトラベルでは単なるローディング画面表示で味気ない。もう一工夫欲しかったな。
- マップの作り込みは見栄えも含めていい感じ。原作ファンが見るとどうなのかは知らんけど、にわかの私が見る限りでは雰囲気がそれっぽくてめっちゃ好き。
- それだけにフォトモードがないのが残念過ぎる。アップデートでどうにかしてくれないだろうか。NVIDIA Anselに対応しているみたいだからとりあえずそれで代用できるのかな。
- ホグワーツ構内はめっちゃ入り組んではいるものの、ミニマップにナビが表示されるし、十字キー上を押すと自キャラの前にも誘導が表示されるから迷うことはないはず。マップ画面の任意の場所をクリックしてそこへ誘導ってことも可能。
- 難点はホグワーツの全体マップ表示が変に立体的な所為で見づらい。L1R1で階層切り替えられる間取り図とかで良かったのに。
戦闘について
- 戦闘は魔法の撃ち合い。パンチとかキックはない。杖で殴るとかも無理。
- 電ファミのレビュー記事内の動画が分かりやすい。
- いわゆるパリィもあるしローリング回避もできるのでうまく戦えると気持ちいい。
- 戦闘面では全く期待ていなかったのに思いのほかきちんとアクションゲームしていてよかった。
- アクションが苦手な人は戸惑うかもしれないが、パリィのタイミングはそれほどシビアではなさそう。弾速がめっちゃ速いから敵が多人数だとかなり難易度上がりそう。
- 難易度イージーだと(?)回避もパリィもQTEよろしく、画面に適切なタイミングでボタンの案内が表示される *4ので、アクションゲーム苦手な人でも問題なく遊べる仕様になっている。お手軽に俺TUEEEしたい人はイージーおすすめ。
- イージーより下のストーリーって難易度もあるから話だけ楽しみたい人はそっちがよさげ。
その他
- 猫を撫でられる。
- 今年のクィディッチは中止です(本作ではクィディッチはプレイ不可)。
- 主人公はいい子なので、名前を言ってはいけないあの人ばりの外道を歩むとかいうのは無理かもしれない。
まとめ
キャラゲーというか原作世界観ゲー。原作より大昔の時代が舞台なので原作ストーリーを辿るわけではない。ハリーとかも出てこない。ただ、オープニングのカットシーンからそれっぽさが満載で、ハリポタシリーズの新作映画の主人公になった気分に浸れる。テーマパークに来たみたいでめちゃ楽しい。原作ありのゲームにおいての「こういうのでいいんだよこういうので」要素がたくさん詰まっている。知っていればより楽しめる要素が満載。ただ、熱心な原作ファンじゃなくてもテレビで映画見たことある程度で十二分に楽しめると思う。3D酔いに弱くなくてプレイ環境が整っているならマストバイ。